さそりアーマーという馬鹿な小学生が何も考えずに好きなモンスターから引用したようなハンドルネームの僕も、何を隠そう今年で20歳。世間で言うところの新成人なのです。
以下、成人の日当日の朝の出来事。
作業着にダウンジャケット、作業道具が入った登山用の大型リュックサックを背負って家を出ようとしたところ、ちょうど起きてきた母親に
「あんた成人式にそんな恰好で行くんじゃないよ!」と怒られました。
こんな服装で成人式に来るやつはほぼ確実に式をぶち壊しにきた爆弾魔(ボマー)とかの類だと思うのですが、
息子である僕が毎日あまりにもみすぼらしい格好(道で拾った手袋、道で拾った帽子、道で拾った眼鏡 等)をしているせいで、このシミだらけのつなぎですら晴れ着に見えてしまったのでしょう。
更年期の女性は非常にデリケートで不安定です。
前の晩に使用して洗った注射器を、もしもうっかり台所に置きっぱなしにして寝ようものならば、翌朝それを見つけた母親に「これはなに?」「なんで注射器なんて持ってるの?」としつこく尋問されたあげく、思わず「うるせえな!浣腸用に決まってんだろ!」と大声で叫ぶ羽目にもなりかねません。黙り込む母親。そのあと家族で食う飯のまずいことまずいこと。
まあそのようなケースは稀ですが、とにかく慎重な受け答えがのぞましく思われます。
ここはひとつ「な〜んちゃって、お母さんのツッコミ待ちでした〜!さてと、スーツに着替るとしますか」という、相手の間違いを正当化してあげるような大人の対応をするべきです。
もちろん僕はそこらへんのテクニックは熟知していますのでご安心ください。
「……は?何言ってんの?」そう冷淡に言い放ち、そそくさと窓ガラス拭きのアルバイトに出かけました。
だいたい、成人式というのは年寄りの暇つぶしに過ぎないと僕は思います。若い時間は貴重です。その限りある貴重な時間を「懐かしい友達にあえるかも」みたいなくだらない理由のために式に出席するのはどうなのでしょうか。どうせ昔の友達と顔を合わせたところで
「大学どこいってんの?」「えっと…まあ、そこそこの……」みたいな上滑りの会話しか展開されませんし、忘れていた嫌な記憶とかがどんどん呼び起こされるのも明白です。
僕のように『若さ』というものに自覚的であれば、成人式に出席するような愚行は犯さないのです。ですからみなさん!特に今年成人をむかえたあなた!あなたが持っている「若さの情熱」を全力で傾けられるような、そんな素晴らしいことを若いうちにみつけてください!そしてもし!もしそれが見つかったのであれば、一心不乱にそれに打ち込んでください!あなたたちの未来が輝かしいものになることをさそりアーマーは心から願っています!!!!
というわけで賢明な若者であるところの僕は今日も睡眠時間を削ってブログの更新に勤しむのでした。
っていうか20年間生きててパッとしないやつなんてその後も変わらんよ。


